こすりすぎても大丈夫

 

 

これまで何十年と、頭をゴシゴシこするようなマッサージは髪や頭皮を傷めてしまうと常識のように語られてきたので、やっぱりこすりすぎたらダメなんじゃないか、抜け毛を増やしてしまうんじゃないか、と不安に思われる方もいるかもしれません。

 

しかし、そんな心配はご無用です。

 

髪は、少しくらい強くこすったり引っ張ったりしてもそれほどダメージを受けることはありません。

 

例えば、わき毛なんかは普通に生活しているだけで常に摩擦にさらされていますが、それで抜け落ちてしまったという人はいませんね。

 

陸上競技の選手で毎日何十キロと走っている人や脇をしめてパンチを何百発も打つボクサーなどは、普通の人の百倍以上は脇に摩擦がおこっているはずですが、それでもわき毛がすり減ってツルツルになってしまった、という話は聞いたことがありませんね。

 

このように体毛というのは、少々こすったぐらいではすり切れたり抜けてしまったりすることはないのです。

 

もうひとつ例を挙げるならプロレスラーです。

 

たぶんプロレスラーというのが、世界で一番髪にダメージを受ける職業なのではないでしょうか。

 

試合では基本的にトランクスやタイツをはいているだけなので、1試合中に何十回も髪をつかまれ、引っ張られていますね。しかも、人並外れたパワーをもつ大男の力で。

 

そんな試合を年間100回も200回もおこなっているのです。

 

それでもプロレスラーみんながハゲているかというと、そんなことはありません。

 

もちろん中にはハゲてしまっている選手もいますが、レジェンドと言われるアントニオ猪木さん、長州力さん、天龍源一郎さんなどは60歳を超えるいまでもしっかりと髪がありますね。

 

そうです。本来は髪というのは、とても強いものなのです。少々引っ張られたり、こすられたりしたぐらいで抜け落ちてしまうことはないのです。

 

『そう言われても、実際、頭をかるくさわっただけでボロボロと髪が抜けてしまうんですけど』

 

という人もいるかもしれません。

 

かつてのわたしもそうでした。

 

しかしこのような抜け毛は、頭をさわることで起こっているのではないのです。

 

その程度の刺激で抜けてしまう毛というのは、ほとんど死にかけている毛なのです。

 

そして、死にかけた髪の毛はどんなにケアしても元気になって寿命がのびるということはありません。

 

そして頭をさわらなくても、寝ているときにまくらでこすれたりするだけで抜けてしまう運命にあるものなのです。

 

ですから薄毛の人で、なるべく毛が抜けないように頭をさわらないようにしている人がいますが、あれは死んだ髪を大事に頭に貼りつけているだけであって、なんの意味もないのです。

 

ただし髪の毛というのは死んでしまったら終わりというものではなく、おなじ毛根からあたしい毛が再生してきます。

 

ですから、死んでいる髪の毛に執着して、適切な対処をしないほうが薄毛を促進させてハゲる時期を早めてしまうことになります。

 

むしろ死んでいる毛はさっさと抜いてしまって、あたしい元気な髪を生やすというのが本当の発毛法になります。

 

頭皮も毛根も弱って多くの髪の毛が死にかけの状態ではりついているときは、頭皮マッサージをすると怖いぐらいに一気に大量に髪が抜け落ちてしまいます。

 

ただ、そんな恐怖を乗り越えてがんばってマッサージを続けていくと、強くたくましい髪の毛があらたに生まれてくるのです。

 

ですから、恐れず、ひるまず、頭をこすっていきましょう。

 

髪はこすれば生えてくる

 

薄毛の改善方法には二通りの方法があります。

 

ひとつは抜け毛を少なくすること

 

もうひとつは、生えてくる毛を増やすことです。

 

一般的に前者を育毛、後者を発毛と言います。

 

髪が抜けはじめた薄毛の初期であれば、前者の育毛対策だけで十分もとの状態まで復活させることはできます。

 

しかし頭皮が透けて見えるほど薄毛が深刻化した状態では、育毛にプラスして発毛対策もおこなわなければ、髪があると言える状態にまで回復させるのは難しくなります。

 

ただ言うは易しで、この発毛対策というのがなかなかうまくいかないので、ほとんどの人があれこれとさんざん努力をしたあげく、最終的にはあきらめてしまって髪も自信も失った人生を送るはめになっているのです。

 

先にも少し触れましたが、わたし自身もそんな手遅れ寸前の状態にまで薄毛が悪化した時期がありました。

 

ブラックマヨネーズの小杉さんのように頭皮がすけすけになってしまったうえに、生え際のM字部分が大幅後退という悲惨な状態です。

 

しかし私は、そのような文字どおり危機一髪の状態から4カ月ほどで人並みの毛量といえるまでの劇的な回復をはたしました。

 

またそれだけでなく、ほんらい毛が生えるところではない、おでこのまゆ毛と髪の間の部分にまで毛を生やしてしまいました。

 

(もちろんこれは意図したものではなく、M字ハゲを治すためおでこ全体を強くこすった結果です。これでこするということの発毛法の威力がおわかりいただけることと思います)